心臓リハビリテーション
心大血管疾患を有する方が体力向上やその再発予防のため現在30名程度の方がリハビリをされています。リハビリは心電図モニター装着下で行います。疾患の内訳としては、心不全、心筋梗塞、弁の狭窄症や閉鎖不全による弁置換術後、拡張型心筋症、狭心症などと多岐にわたります。運動の負荷量はCPX(心肺運動負荷試験)を行い定めていきます(心肺運動負荷試験については下記参照)。継続期間は3ヶ月~13年と幅があります。
尚、緊急時は、近隣のJCHO九州病院と連携を取って、対応しております。
リハビリの内容としては、集団でのストレッチや筋力強化の運動、自転車エルゴメータや歩行による有酸素運動、機器を用いた自主練習等を個人の体力に合わせて行っています。希望者には自宅での自主運動の提案もさせていただいています。
心肺運動負荷試験とは、医師、看護師、臨床検査技師の立ち会いの下行ない、結果の解析後に医師からの説明を受けます。解析結果から対象者のAT(嫌気性代謝閾値)を算出します。それにより、心臓への負荷が少ない範囲内での運動を行なうようにしています。