通所リハビリについて
要介護状態になった時、その利用者が可能な限り自分の家で、まだ残っている能力に応じ、自立した日常生活を営むことができるようサポートしていきます。理学療法、作業療法、その他必要なリハビリテーションを行い日常生活動作を拡大させ、社会参加を目指します。
- リハビリにより心身の機能の向上や維持を図ります。
- 日常生活動作を拡大させ、社会参加を目指します。
- サービス内容は、短時間通所リハビリは送迎・リハビリテーション等、長時間通所リハビリは送迎・食事・入浴・リハビリテーション等があります。
当通所リハビリテーションの利用は最大で週 3 回です。下記のように、要介護度の重い方もおられます。男女比はほぼ同じくらいです。年齢は 70 歳代~80 歳代が中心ですが若い方も多く来所されています。体調が悪い方以外は、一日中起きて過ごしていただきます。一日のご自分の過ごし方をご自身で計画し、利用者全員に活動的に動いていただいています。
提供時間
当通所リハビリテーションは、長時間と短時間のサービスを提供しています。長時間は主に 6~7 時間、短時間は 1~2時間の提供時間です。短時間はその提供時間サービスを一日4 クール実施しています。
- 1クール 9:30~11:10
- 2クール 11:10~12:50
- 3クール 13:00~14:40
- 4クール 14:40~16:20
一日の流れ
短時間通所リハ
1クールの例
時間 | 行動 | 内容 |
---|---|---|
9:30 | 到着 | |
9:30 | バイタル測定 | 到着後、看護師が血圧・脈・体温測定など簡易チェックを行います。 |
9:40 | リハビリ① | |
10:00 | リハビリ② | |
10:20 | リハビリ③ | |
10:40 | リハビリ④ | |
11:00 | 帰宅準備 | |
11:10 | 帰宅 |
4セッション・サーキット方式
例えば・・・
長時間通所リハ
時間 | 行動 | 内容 |
---|---|---|
8:00 | 送迎出発 | 到着後、看護師が血圧・脈・体温測定など簡易チェックを行います。 |
9:00 | リハビリ開始 | 個別リハ中心に行います。 |
9:00 | 男性入浴開始 | |
10:00 | 集団起立訓練開始 | リハビリや各種教室を1時間行います。自由参加です。 |
11:45 | 昼食 | 食事後は休息時間になります。 |
13:00 | 女性入浴開始 | |
14:00 | 集団体操 | |
15:00 | 帰宅準備 | |
17:00 | 終了 |
利用者について
短時間
利用者の介護度内訳
利用者の年代別内訳
利用者の要介護度
介護度 | 人数 |
---|---|
支援1 | 10 |
支援2 | 43 |
要介護度1 | 31 |
要介護度2 | 36 |
要介護度3 | 18 |
要介護度4 | 3 |
要介護度5 | 0 |
合 計 | 141 |
利用者の年齢構成
年代 | 人数 |
---|---|
40代 | 2 |
50代 | 5 |
60代 | 26 |
70代 | 47 |
80代 | 57 |
90代以上 | 9 |
合計 | 146 |
利用者の男女比
長時間
利用者の介護度内訳
利用者の年代別内訳
利用者の要介護度
介護度 | 人数 |
---|---|
要介護度1 | 29 |
要介護度2 | 45 |
要介護度3 | 29 |
要介護度4 | 24 |
要介護度5 | 8 |
合 計 | 135 |
利用者の年齢構成
年代 | 人数 |
---|---|
40代 | 2 |
50代 | 4 |
60代 | 23 |
70代 | 59 |
80代 | 38 |
90代以上 | 9 |
合計 | 135 |
利用者の男女比
通所リハビリの利用料金
短時間通所
介護予防通所リハビリテーション費
- 要支援1 : 2,268単位/月
- 要支援2 : 4,228単位/月
予防通所リハサービス提供体制加算Ⅰ1(要支援1)
- 88単位/月
予防通所リハサービス提供体制加算Ⅰ2(要支援2)
- 176単位/月
大規模型通所リハビリテーション費(1時間以上~2時間未満)
- 要介護1 : 357単位
- 要介護2 : 388単位
- 要介護3 : 415単位
- 要介護4 : 445単位
- 要介護5 : 475単位
長時間通所
大規模型通所リハビリテーション費(6時間以上~7時間未満)
- 要介護1 : 675単位
- 要介護2 : 802単位
- 要介護3 : 926単位
- 要介護4 : 1077単位
- 要介護5 : 1224単位
加算
理学療法士等体制強化加算
- 30単位/1回
通所リハ提供体制加算4(6 時間以上~7 時間未満の場合)
- 24単位/1回
入浴介助加算Ⅰ
- 40単位/1回
入浴介助加算Ⅱ
- 60単位/1回
短期集中個別リハ加算
- 退院日又は認定日から3月以内:110単位/1回
口腔機能向上加算Ⅱ
- 160単位/1回(月に2回が限度、3月以内)
中重度者ケア体制加算
- 20単位/1回
サービス提供体制加算Ⅰ
- 22単位/1回
事業所が送迎を行わない場合の減算
- 47単位/片道
食事提供費(長時間通所のみ)
- 保険外にて一律600 円/1回となっています。(全額自己負担)
介護職員等処遇改善加算(Ⅳ)
所定単位数の5.3%加算/月
科学的介護推進体制加算
40単位/月
退院時共同指導加算
600単位/1回(退院時1回を限度)
※利用者は、短時間通所は要支援1~2・要介護1~5、長時間通所は要介護1~5 に認定された方です。
※利用者負担額は介護保険負担割合証で規定された割合に準じます。(月の合計単位×10.17×負担割合)
※※当院の単位は大規模型事業所の適用となっています。
送迎を実施している地域
県に提出している実施地域は、北九州市八幡西区全般です。
上記以外の地域の方は、個別に相談に応じます。
デイケアとデイサービスの違いは?
デイサービスは、生活のケアが中心になります。食事や入浴、レクリエーションなどのサービスを受けることができます。一方、デイケアはリハビリが中心になります。食事や入浴、レクリエーションの他、理学療法士などのリハビリテーションを受け、日常生活をできるだけ自分で行えるように訓練をします。
両サービスとも“通所”という言葉通り、自宅からセンターに通いながら利用するサービスになります。デイサービスもデイケアも、自宅に引きこもりがちな方にセンターなどに通ってもらうことで、交流の場をもってもらったり、刺激を受けてもらったりすることができます。さらに、自宅で介護をする家族の負担を軽減することにもなります。
ご見学を希望される方は、お気軽にお越しください。(担当 桑田)
当院通所リハビリテーション室
長時間通所の定員は 80 名、短時間通所の定員は各クール 30 名です。
写真で見る一日の流れ
クリニックに到着して・・・
今日の席と訓練時間を確認します。
看護師が体調を聞きながら、血圧・脈・体温をチェックします。
お部屋にはお茶・コーヒー・紅茶を用意しています。
リハビリ開始
リハビリテーションは、理学療法士、作業療法士で実施しています。また、自主訓練(レッグプレス、集団起立訓練、エルゴメーター)、歩行訓練(屋内屋外)等を積極的に行っています。
リハビリ機器は、起立台、レッグプレス、トレッドミル、エルゴメーターや物理療法(ホットパック)があります。
入浴
障害の程度や目的に応じた浴槽を準備し、ゆっくりと安全に入浴いただけます。
左の写真の浴槽は、脳梗塞後遺症の方が一人で入浴できるように浴槽に階段(椅子にもなる)を設け、手すりをつけました。同時に8名の方が入れます。
右の写真は特殊浴槽です。車椅子のまま入浴することが出来ます。右奥には家庭浴槽があり家庭復帰の準備として行ないます。
更衣、洗体は出来るところまでご自身でやっていただきます。
左の写真は洗い場です。手すりにシャワーフックをつけて、片手でも洗髪やかけ湯ができるようにしています。
シャンプー・ボディーソープなどは、ポンプ式だと片手で使いづらい方には、容器を詰め替えてそのまま頭やタオルにかけられるように工夫しています。
昼食
左の写真が食事風景、右の写真が食後の歯磨きの様子です。
午後の様子
午前に口腔体操、午後に集団体操を行っています。
趣味・余暇活動・教室
貼り絵
デイケアでは、通所利用者様と一緒に和紙などで貼っています。過去の作品です。
料理
食材を切ったり、卵を割ったり、食器を取り出したり等、料理のいろいろな動きもリハビリになります。
陶芸教室
作業療法士と一緒に行っています。片手の方でもすばらしい作品ができます。
絵手紙
午後からボランティアスタッフと一緒に手工芸をしています。
パソコンでのゲームや麻雀、将棋や囲碁を楽しんだりもしています。
ボランティア募集
- 上記の教室を手伝ってくださる方。
- 水墨画、ちぎり絵などの教室を開催できる方。
- 障害者や高齢者の体操指導ができる方。
趣味として行なえるその他の教室の先生も募集しています。
ご協力いただける方は、通所リハビリ担当:桑田まで。